読書はしご

読書雑多文。

「Another」

本屋さんで気になってた本書をようやく読破!!

Another

Another

8月からムラムラと涌き出てたホラーを読みたいという願望が11月にして叶いました。
京極夏彦かよとうんざりしそうな文庫本上下巻orハードカバーの辞書の如し存在感!!
厚さに恐れ戦いて、手に取っていない人はいつでもどうぞ!
あ、でも舞台最終は8月なので7~8月に読むのも良いかと思われます。

怖げな暗ーい装丁に反して読了後は爽やかな気分。
心象風景にちょっと空が高くなりつつも青い空に入道雲もこもこを感じます。

何が良いって、Boy Meets Girlですよ。
鳴ちゃんミステリアス過ぎて、主人公の恒一完全ノックアウト。本人否定してるけど、追いかけすぎですよ。
クラスメイトも事情があるなら、もっと止めろよと思いつつもクラスメイトガン無視して追っかける主人公が楽しくて仕方なかったです。

人がバッサバサ死ぬのは、小野不由美の「魔性の子」を思い出します。
また、呪いがどうじゃなくて、もう「否応なく人が死ぬ場になってる」てのはゴーストハンターでこっくりさんだったかな似た設定があったような。
さすが夫婦、お互い影響しあってるのかなー。

終盤、主人公がもっと命の危険にあっても良かったような?
でも、死ぬ寸前に追い込まれてたら心理的葛藤に立ち向かえなかったかもしらん。

片目が義眼な美少女ってだけでシリーズ化して欲しいところですが、ないのかな?
もったいない。
Another自体は漫画化映画化されてるけど、食指が動きそうにない。残念。

で、これからの3年3組どうすんのって思うんですけど、自然現象ですし解決云々ではないのかな。