読書はしご

読書雑多文。

「NATIONAL GEOGRAPHIC 日本版 2016年 1月号」

①「明治神宮 祈りの森の生命」
大正時代に神の森を作ろうと、国家的プロジェクトとして始まった明治神宮の森。
明治神宮の森がそんなに立派とは知らなかったので、行きたくなりました。
ただし、神域なので森に分け入ることはできないそうです。
しかし、そのおかげでワシがいるような豊か自然が維持できるわけですね。

元は人が作ったという仁徳天皇陵を参考に、人の手でも極相林ができる!という信念とともに、政府から「まっすぐな杉を植えまくれ」という横槍に抵抗しつつも作りあげたもっとも安定した極相林。
それが明治神宮の森です。
読みながらプロジェクトX風にドラマ化して欲しいと強く思いました。

理科の授業で習った極相林。
その風土にあった樹木を植えて100年近くかけて、ゆっくりと植物も動物も入れかわっていく。
素晴らしい営みと計画だと思います。


②68・69頁の輪ゴムの裁断される前の写真にも感動しました。