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読書はしご

読書雑多文。

「星の海にむけての夜想曲」 

星の海にむけての夜想曲 (星海社FICTIONS)

星の海にむけての夜想曲 (星海社FICTIONS)


ある日、人類は滅びに向かう。
満天の空に咲く花によって。

いやいや、空に花咲くってどういう状況⁉なんで空?とか思うわけですが。
空から降ってくる花粉で人類発狂。
太陽?見られません。
星空ももちろん見えません。

そんななか、争ったり、あがいたり、絶望したり、希望をもって飛び出す人々。
これって結構巻数稼げそうな、結構面白い設定だと思うんですけど。
手塚治のごとく、あっさりと切なくも、どんどん時代が変わっていきます。
その淡白な描写がすごく良い。
よく細部を書き込まなかったな、と思うぐらい。
薄い本だけど、読みごたえがある良い小説だと思います。