読書はしご

読書雑多文。

「恋する日本語」

 

恋する日本語 (幻冬舎文庫)

恋する日本語 (幻冬舎文庫)

 

 だいぶ前にNHKのラジオで紹介されてて、気になっていた一冊。

コンセプトも選ばれた日本語もいい。

だけど、ショートショートが短すぎるの、もったいない。

あとショートストーリーがちょっと軽いというか繊細さに欠けるかなーって思ってたら、男性の放送作家さんでちょっと役者不足が否めない出来上がり。

言葉の選びが良いだけに、凄く勿体なく感じました。

 

原田宗典レベルのショート得意な作家さんで作り直してほしいってのが本音。

知ってから読むまで長すぎて、ちょっと期待値げ過ぎたかもなぁ。

 

コンセプトは大好きです。

広辞苑とか国語大好きな人は軽ーい読み物程度で手に取ると失望しません。

読書メーターのレビュー層を見るに小中学生向けですかね。

初めて知った言葉も多くて、それなりに楽しめました。

 

酒酒落落:性格がさっぱりしていて物事にこだわらないさま。

字面がいい。

喃喃:ぺちゃくちゃしゃべる様子。

            転じて、男女がうちとけて小声で楽しそうに語り合うさま。

この状態を表す言葉があったんだ。

恋水:恋のために流すなみだ。

恋愛映画のタイトルっぽい。