「高次機能障害のリハビリがわかる本」
高次脳機能障害のリハビリがわかる本 (健康ライブラリーイラスト版)
- 作者: 橋本圭司
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/03/13
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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脳卒中のリハビリというと、麻痺のように身体障害にスポットをあてた本が多い。
しかし、脳卒中の後遺症のなかには「怒りっぽくなる」「文字が読めない」等の高次脳機能障害という後遺症も多い。
また、つい最近まで、目にみえる身体的な症状でないために、今まで見過ごされてきたり、リハビリの対象として捉えられていなかった。
そのため、適切なリハビリが受けられなかったり、性格によるもの、痴呆によるものだと思われてしまい、適切なサポートを受けられなかった人が多いらしい。
そういった機能障害に対して、どのようなリハビリや家族の理解が必要なのかを、イラストと大きい文字、開きやすい冊子上で分かりやすく解説した本書。
私の目的の半空間無視についての記述はなかったけど、易疲労性などの症状にどう向き合えば良いか良いアドバンスが得られたと思う。
後半の雇用訓練などの社会サポートの記述は、他の本より分かりやすかった。