「万能鑑定士Qの推理劇Ⅰ」
シリーズ変わって、事件簿から推理劇へ。
- 作者: 松岡圭祐
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/12/22
- メディア: 文庫
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事件が起きて、いろんなものを鑑定して鑑定して…な流れは変わらないので、シリーズ名をなぜ変えたのか。
作者の意図がちょっとわからない。
「推理」と名付けられると、人が死にそうな雰囲気漂いますけど、相変わらず誰も死なないぬるま湯さ。
「…人は同じ道の上で優劣を競ってなどいません。それぞれの道を行くだけです」
て、莉子がいいこと言った後に。
宇城がいった。「僕は愛美を信じるよ。全力でぶつかればいい。その後のことなんか心配するな。あらゆる手をつくしてきみの働き口を用意する」
愛美は胸がいっぱいになった。「宇城さん……」
この流れは爆笑。
ただのバカ御曹司かと思った宇城が普通にいい子でびっくり。
裏切り要員かと思ったのに。
また僕が養うよじゃなくて、働き口を用意するよてのが、なかなか御曹司じゃないか!
序盤の入稿データの騒動と宝石鑑定がどう繋がるのか?と思ってましたが、なるほどという展開。
ただ、アンケート内容が入れ替わってるのに、集計段階で気付かないことがあるのか疑問。
また、最後の小笠原下げて、上げた展開が、ちょっとくどくて頂けない。
普通に二人で仲良く花火楽しむだけじゃだめだったのかなぁ。
さすがにシリーズ13作ともなると、飽きがくるのかもしれないので、数ヶ月あけて次巻に手を出そうと思います。