読書はしご

読書雑多文。

「追放者の機略 上」

 
アルベリッヒ目線なので楽しめているんだけど、武術指南役で基本的に怖い方なので、第三者目線だと「全然喋らない。指南役マジ怖いぃぃぃぃぃぃ」てなるんだろうな。
とか思いながら、自室の素晴らしいステンドグラスの出来映えにわくわくするアルベリッヒに愛しさを感じる本作。
アルベリッヒ好きは読んで大満足でしょう!
 
先王であり実の父を失った女王セレネイ、王としての威厳は徹底できず、評議会は自分達に都合のいい婿候補達の選定に大忙し。
そんな中、大寒波のおかげで催される氷の祭典。
セレネイは女王として、ヴァルデマールに君臨できるのか。
 
 
シリーズの他の作品では、しっかり女王様なセレネイも、まだうら若き女性。
先を知っているのでセレネイは死なないわーって安心して読めつつ、お気楽にアルベリッヒの恋愛も楽しめる。
アルベリッヒの恋愛がですよ?
すぐ、下巻も読まなくちゃ!