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「古代出雲を歩く」

 

古代出雲を歩く (岩波新書)

古代出雲を歩く (岩波新書)

  • 作者:平野 芳英
  • 発売日: 2016/07/21
  • メディア: 新書
 

 

島根旅行前の学習本。

各地域ごとの神話等から神社仏閣を紹介していて、まさに神話の舞台が地域といった感じ。

地理が苦手なので、意宇(いう/おう)とか支豆支(きづき)とか読みづらい地名が多くて読み進めるのに苦労しました。

不勉強で初めて知ったのですが、風土記に記載ある「折絶(おりたえ)」という言葉(概念)は面白い。

地形からリンクする文化の境界?という意味合いでしょうか。

非常に興味深かったです。

 

博物館の副館長さんが執筆されているので、読み物としては若干読みづらいです。

ただ、執筆者が地元出身で地元感があるのと、最終章で荒神谷移籍発掘時のエピソードは大変興味深かったです。

出雲についてはこれからも新しい発見がありそうで、楽しみですね。